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箱とごちそう

by tajima


新しくできた富山県美術館に足を運んだ。といっても本格的なオープン前なので、中にはまだ何も作品が展示されていない。空っぽの箱。でも、たいめいけんが入っている。平日だったらそれほど混んでいないのではないかと思い、同僚と足を運んだけれど午後1時過ぎの時点で15組くらい待っていた。仕方がないので館内をぶらり。

設計は内藤廣。いいな、と思ったのは館内を貫くような幅4メートルほどの廊下。壁には氷見の里山杉で格子状の意匠がほどこされている。天井も高く、歩いていて気持ちがいい。びっくりしたのは音。かなりレベルの高い吸音材が使われているのか、足音が全く響かない。これは新鮮な体験だった。美術館が収蔵するポスターを検索できる大型モニターは、チームラボの手によるもの。これもまあ面白い。これはこれで一つの作品といってもいいのかもしれない。もうちょっと反応がよければいいんだけれど。この辺はそのうちアップデートされるのかな。

肝心な企画展の年間ラインナップらしきものを聞いたけれど、今のところ興味をそそられるものはそれほどない。特に開幕記念展は、ちょっとざっくりし過ぎじゃないか。世界の最先端を行く才能を抽出するわけでもないし、泰西名画を新しい角度で切り取る視点もない。テーマはライフ。なんかぼんやりしている。大きな入れ物を作って、その中にぽんぽんそれっぽい作品を放り込んでいくという印象。なんの研究成果もなさそう。図録いらない。

ああ、でも景色はいいです。三階の大窓から見える公園と運河、あと山。これはなかなかのごちそうだと思います。ごちそうといえば、たいめいけんはカツ丼がおいしいんですよ。有名なオムライスは普通。



tajima
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